監査って何?保育園の保護者会の会計監査係だったことをすっかり忘れていた。
昨日朝、子供が通う保育園の園長先生に言われました。
「モーニングさん、監査やってくれるのよね?
来週月曜の都合はどう?」
あ…
忘れてた…
私今期、保護者会の監査だった…!
監査とはなんぞや?
そんなことも知らず、引き受けたアホな私。
「来週月曜」に監査をすることになりました。
難しくないから、と言われましたが…
それでも未知との遭遇は、
人間に不安と緊張を与えるものデスヨネ…
会計監査とは?予習することにしました。
・監査の役割
・監査のはじまり
・監査の責任
・具体的に何をどうする?
・監査を受ける必要性
一つずつ解説します。
・・・監査の役割・・・
「決算書の内容が
正しいかチェックすること」
・・・監査のはじまり・・・
歴史が分かるとものごとへの興味が深まり、面白いことが多いのですネ。
日本では、1908年の汚職事件でイギリス人株主が、会計を扱う専門家の必要性を提起したとされる。
1948年に公認会計士法が公布され、企業に義務付けられた監査証明は公認会計士のみが可能となる。
1950年、監査基準が発表される。
その後、財務諸表監査において不祥事が発生するたびに、合わせて制度はより厳格なものへと変化した。
1965年、山陽特殊製鋼倒産事件における粉飾決算などの影響から、個人事務所による財務諸表監査の限界が明らかとなり、監査法人制度が導入された。
以上、20世紀のだいたいの流れです。
・・・監査の責任・・・
21世紀になると、
監査法人ぐるみで長年粉飾決算をしていた企業は経営破たん及びその監査法人も解散、
有力銀行の繰延税金資産の過大計上を監査法人が指摘したことによる経営破たん、
その数々の事件を受け、そのたびに監査の重要性は世間一般に認識されるようになる。
大企業の監査は義務なんですね。
加えて監査法人(公認会計士が5人以上で作る法人)がそれを担い、監査結果によっては企業は経営破たんしたり、監査法人が粉飾決算を黙認していれば、監査法人も処分を受けたり、監査ってなんか責任重大?!
・・・具体的に何をどうする?・・・
「決算書が正しいのか知りたい」ので、決算書の数字の根拠となる会社の資料のうち、重要なものは片っ端からチェックする。
売上の架空計上はないか、請求書をチェック、取引先から根拠資料を取り寄せる、見積もりからの流れを担当者に聞くなど。
・・・監査を受ける必要性・・・
上場企業や一定の要件に当てはまる大きな会社は、会社法や金融商品取引法の規定により、監査は必ず受けなければならないとされている。
企業には、投資家や債権者、従業員など利害関係者がいます。
彼らにとって、企業の財務状況を知る手段は決算書しかなく、その決算書が偽りなく作成されているかどうかは重大な関心事です。
そこで、決算書が正しく作成されていることを証明し、企業自身の社会的信用を高めるために監査は必要となります。
他にもPTAや、自治会 など、会計が存在するならば監査はだいたい行われていますよね。
その団体の社会的信用を高めるために必要なんですね。
・・・私は保育園の保護者会の会計監査です・・・
・動くお金の規模は大きくない
・今まで不正があったなんて聞いたことはない
・会計さんは信用できる方
以上から、気負わず、でも目を光らせて来週の監査に挑もうと思います。
実際の監査の雰囲気は、追って書こうと思います。